TRAINNING -腹腔内圧を高めて正しい姿勢へ-

最近では、ピラティスやヨガが普及し、またトレーニングにおいてもドローインといった言葉が使われるなど、体幹の重要性が強く理解されるようになっています。ただ、トレーニング中や日常生活においても、実際に体幹部の表層の筋肉がしっかりと使えているのかを意識するのはとても難しいです。【core360ベルト】をトレーニングに導入していただくことで、最終的には【core360ベルト】を使用せずに体幹を安定させ、横隔膜を使い体幹に沿った360°の呼吸ができるようになると、様々な場面でパフォーマンスの向上が期待できます。



どなたでもカンタンにお使いいただけます!

理学療法士によって設計されたこの【core360ベルト】には、調節可能なプレッシャーボールがついていて、これが腰まわりの一定のポイントに圧力をかけることで装着後に体幹周囲の意識を高めます。

 

息を吸うとベルトによって圧がかかったポイントが刺激されて、腰まわりがふくらむのを感じます。この時、呼吸により脊柱を中心に360°全方向に、プレッシャーボールを外へ押し出す感覚(図の緑の矢印の方向)がとても重要です。腰まわりが締め付けられているため、慣れないと息を吸う時に胸を上方向に動かしがちになります(図の赤の矢印の方向)が、これは間違った動きです。こんな時は、腰まわりの360°全方向に意識を向けてみると良いでしょう。


バックランジでの安定性

バックランジは、直立姿勢から片足を後ろへ踏み出すバランスのとりずらい姿勢となるため、重心が左右にずれてしまうと上半身からバランスが崩れ、カラダがぐらついてしまいます(写真左)。【core360ベルト】を装着してトレーニングを行うことで、正しいポジション(軸)を意識できるようになるため(写真右)、より少ない負担でより良いパフォーマンスを実現することができます。

 

横隔膜を使い体幹に沿った360°の呼吸を身体が覚えるようになると、正しい姿勢にも導いてくれますので猫背の改善にも効果的です。


骨盤底筋群をうまく使って歪みのない身体に!

横隔膜の正しい呼吸によって腹腔内圧(IAP)を高め体幹を安定させることで、四肢の調和の取れた動きになるのですが、中にはIAPを高めることが難しかったり、骨盤の前傾により骨盤底筋群をうまく使えていない場合などがあります。このような場合に使用すると効果的なのが【IAP+ベルト】です。

 

【IAP+ベルト】は骨盤を考慮し、【core360ベルト】よりも大きなプレッシャーポイントで重心を下腹部に感じられるように設計されています。さらに、【core360ベルト】にはないオーバーストラップが付いているので、より下腹部へ加圧をかけられるようにすることが可能です。これにより、IAPを改善し下腹部に適度な緊張を与えることで、身体の軸の安定が感じられます。【core360ベルト】同様に、呼吸時にプレッシャーボールを外に向けて押し出す意識(図の緑の矢印の方向)がとても重要です。


呼吸と腹腔内圧(IAP)維持を同時に行うことがカギ!

スポーツ競技でのパフォーマンス向上以外にも私たちが行う日常の活動には、呼吸が必要な瞬間と、体幹を安定させる必要がある瞬間が別々に存在する訳ではなく、この2つを同時に行うことが必要になってきます。この2つを同時に行う能力は、基本的に同じ筋肉が担っていて、トレーニングによって鍛えることができます。このトレーニングは、人によっては呼吸から入ったほうが身に付きやすい方もいますし、腹腔内圧(IAP)を保ってから入ったほうが身に付きやすい方もいます。いずれの場合でも、最終的には息を吐きながらベルトへの圧力を維持できるようになると良いでしょう。ストレスや負担をかけずに、四肢への動きをスムーズに行う土台づくりが、”ケガや故障の予防”につながります。

 

寝た姿勢でのトレーニングでは、背中が床に接しているため、360°の呼吸で背中側にも呼吸が入っているかどうかがよりわかりやすいと思います。腰が反らないよう、腰と床との間に空間ができないよう意識することがポイントです。